歯科医師業界の現状
わたしもよく歯の治療でお世話になる、歯科医師業界の状況について調べてみました。
現状、歯科医師数が年々大幅に増加しており供給過剰で問題になっています。
また、患者数の減少、および保険点数の引き下げが経営にも影響し、より一層競争が激化しているのが、現状のようです。
◎医師数をみてみましょう。全体で約10万人、男女比は約8:2でした。
■歯科医師数:約102,551人(平成24年12月31日)
・男:80,256 人(78.3%)
・女:22,295 人(21.7%)
◎医学部と歯学部の定員数を比較してました。
歯学部は、下記のように定員数が特に多く供給過剰の原因になっており、歯科医師の過剰を抑える方向で動いているようです。
・医学部定員:約9,000人
・歯学部定員:約2,500人
◎歯科診療所数は全国コンビニ店舗数の約1.37倍の状況(平成25年9月)
■歯科診療所数:約68,700施設
■コンビニ店舗数:約50,000店
よくコンビニの店舗数と比較されるので調べてみました。コンビニ数の1.5倍とか1.6倍とか言われていますが、実数を計算してみると、コンビニ店舗数も増加しているので1.37倍が現状でした。
(参考)大手コンビニチェーン店舗数を調べてみました。
■国内主要コンビニ店舗数ランキングTOP5(2013年8月時点)
(1)セブン-イレブン:約1,5800店(セブン&アイ系列)
(2)ローソン:約11,300店(三菱商事系列)
(3)ファミリーマート:約9,900店(伊藤忠商事系列)
(4)サークルKサンクス:約6,300店(ユニー子会社)
(5)ミニストップ :約2,200店(イオン系列)
参考データ:厚生労働省の施設動態調査 他
歯科施設・歯科医師の状況
【歯科施設の種別毎の状況】
・診療所(クリニック):87,112 人 増加傾向
・医育機関附属の病院:9,656 人
・病院(医育機関附属の病院を除く):2,891 人
【エリア別にみた歯科医師数の状況】
特に東京都は群を抜いて男女歯科医師とも集中している。
人口10万対歯科医師数でみると、東京都(117.8人)は福井県(53.1人)の2.2倍。
・歯科医師の多い都道府県(多い順)
1位:東京、2位:福岡県、3位:徳島県
・歯科医師の多い都道府県(少ない順)
1位:福井県、2位:滋賀県、3位:石川県
参考データ:厚生労働省・歯科医師数統計表
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