医療事故調査結果(2) 日本医療機能評価機構2015年

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医療事故調査結果(2) 2015年

医療事故調査結果(2)日本医療機能評価機構・医療事故防止事業部2015年データ及び厚生労働省データ等をもとにチェックし、当サイト編集部でグラフと表でまとめました。

 

 

■医療事故調査結果2016(1) >>詳細はこちら
一般社団法人 日本医療安全調査機構
日本医療安全調査機構 2016年(平成28年)年報
(H27年10月〜H28年12月迄のデータ)

 

 

■医療事故調査結果2015(2) ※今回のテーマ
公益財団法人 日本医療機能評価機構
日本医療機能評価機構 2015年(平成27年)年報
(H27年1月〜12月迄のデータ)

医療事故報告件数の年次推移(2011年〜2015年)

医療事故報告件数の年次推移(2011年〜2015年)

医療事故件数5年間の年次推移グラフ

 

 

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

報告義務*1

2,483

2,535

2,708

2,911

3,374

任意参加*2

316

347

341

283

280

合計

2,799

2,882

3,049

3,194

3,654

 

医療機関数の年次推移

 

2,011

2,012

2,013

2,014

2,015

報告義務*1

273

273

274

275

275

任意参加*2

609

653

691

718

743

合計

882

926

965

993

1,018


*1報告義務=報告義務対象医療機関
*2任意参加=参加登録申請医療機関

 

※出典:日本医療機能評価機構
※グラフと表は当サイト編集部で作成

医療事故件数の5年間推移を見ると2015年は特に報告義務対象医療機関の件数が3374件と前年対比16%(463件)と特に増加しているのがデータから読み取れます。

 

 

開設者別医療事故件数

開設者について件数の多かった順にソートしました。

種類

開設者

報告医療機関数

報告件数

独立行政法人国立病院機構

131

1,374

国立大学法人等

45

934

法人

学校法人

39

576

自治体

都道府県

11

304

国立研究開発法人

7

116

国立ハンセン病療養所

9

61

法人

公益法人

1

9

  合 計

243

3,374

※出典:日本医療機能評価機構
※表は当サイト編集部で作成

開設者別の医療事故件数を多い順から見ると、トップは国立病院機構が1374件、2番目は国立大学法人934件、3番目が学校法人576件の順番でした。

 

病院イメージ

医療事故当事者の職種

医療事故当事者の職種

当事者の職種について件数の多かった順にソートしました。
※当事者とは当該事象に関係したと医療機関が判断した者。(複数回答可能)

当事者職種

件数

割合(%)

看護師

2,268

47.7%

医師

2,169

45.7%

歯科医師

63

1.3%

診療放射線技師

35

0.7%

准看護師

25

0.5%

薬剤師

24

0.5%

理学療法士(PT)

24

0.5%

臨床検査技師

22

0.5%

臨床工学技士

21

0.4%

看護助手

21

0.4%

助産師

13

0.3%

作業療法士(OT)

11

0.2%

言語聴覚士(ST)

2

0.0%

栄養士

1

0.0%

その他

52

1.1%

合 計

4,751

100%

※出典:日本医療機能評価機構
※表は当サイト編集部で作成

医療事故の当事者の結果データを見たところ、看護師が2268件、医師が2169件と、患者と接する機会が多い2職種で93.4%を占めていました。

医療事故の概要

医療事故の概要

医療事故の概要について件数の多かった順にソートしました。

医療事故の概要

件数

割合(%)

療養上の世話

1,301

35.6

治療・処置

1,109

30.4

その他

480

13.1

薬剤

260

7.1

ドレーン・チューブ

260

7.1

検査

168

4.6

医療機器等

66

1.8

輸血

10

0.3

合 計

3,654

100

※出典:日本医療機能評価機構
※表は当サイト編集部で作成

医療事故の概要は結果データを見る限り、療養上の世話が1301件、治療処置が1109件でこの2つが突出して多いようだ。

診療科別医療事故件数

診療科別医療事故件数

医療事故に関連する診療科について件数の多かった順にソートしました。(複数回答可能)

関連診療科

医療事故報告件数

割合(%)

整形外科

566

12.5%

その他

494

10.9%

外科

352

7.8%

消化器科

301

6.6%

内科

265

5.8%

精神科

250

5.5%

循環器内科

249

5.5%

呼吸器内科

246

5.4%

小児科

222

4.9%

脳神経外科

220

4.8%

心臓血管外科

165

3.6%

泌尿器科

136

3.0%

麻酔科

132

2.9%

神経科

115

2.5%

耳鼻咽喉科

87

1.9%

産婦人科

81

1.8%

放射線科

75

1.7%

呼吸器外科

69

1.5%

血液内科

65

1.4%

眼科

60

1.3%

歯科口腔外科

59

1.3%

皮膚科

55

1.2%

婦人科

47

1.0%

形成外科

41

0.9%

小児外科

39

0.9%

循環器外科

38

0.8%

リハビリテーション科

37

0.8%

リウマチ科

20

0.4%

産科

19

0.4%

歯科

15

0.3%

不明

6

0.1%

アレルギー科

5

0.1%

心療内科

3

0.1%

ペインクリニック

1

0.0%

肛門科

1

0.0%

矯正歯科

1

0.0%

合 計

4,537

100.0%

※出典:日本医療機能評価機構
※表は当サイト編集部で作成

医療事故に関連する診療科を見たところ、1位は整形外科で566件、外科が352件、消化器科が301件でした。(その他を除く)

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