診療科別・医療訴訟件数(2)|医師求人ランキング
このページでは、精神科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、麻酔科、皮膚科の7つの診療科別・医療訴訟件数を6年間(平成17年〜平成22年)のデータでその推移を詳しく見ていきたいと思います。
■診療科別・医療訴訟件数
※出典:最高裁判所資料 表は当サイト編集部で作成
精神科(神経科)・医療訴訟既済件数
まず最初は、精神科(神経科)の6年間のデータを見てみましょう。
■精神科(神経科)の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
精神科(神経科)の医療訴訟の既済件数は、平成19年は25件と少し下がりましたが、概ね30件前後で推移しています。
小児科・医療訴訟既済件数
次に小児科の6年間のデータを見てみましょう。
■小児科の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
小児科の医療訴訟の既済件数は、平成17年の30件から平成19年の36件までは増加し、平成20年以降3年間は22件で変動なく推移している。
眼科・医療訴訟既済件数
眼科の6年間のデータを見てみましょう。
■眼科の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
眼科の医療訴訟の既済件数は、多い年で30件、少ない年で23件の間を推移している。
最近ではレーシックに関連するニュースをメディアで目にするようになりました。
消費者庁は2013年12月4日、事故情報データバンクに登録された情報に基づき、安易なレーシック手術を避けるよう注意を呼びかけた。(出典:ウィキペディア)
耳鼻咽喉科・医療訴訟既済件数
耳鼻咽喉科の6年間のデータを見てみましょう。
■耳鼻咽喉科の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
耳鼻咽喉科の医療訴訟の既済件数は、多い年で28件、少ない年で14件の間を推移している。平成19年以降4年間は、20件を下回っている。
泌尿器科・医療訴訟既済件数
泌尿器科の6年間のデータを見てみましょう。
■泌尿器科の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
泌尿器科の医療訴訟の既済件数は、多かった平成19年で26件、少なかった平成22年9件の間を推移している。今後の推移が注目される。
麻酔科・医療訴訟既済件数
続いて麻酔科の6年間のデータを見てみましょう。
■麻酔科の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
麻酔科の医療訴訟の既済件数は、平成17年の17件以降減少傾向にあり、平成19年からはひと桁台をキープしている。
皮膚科・医療訴訟既済件数
最後は、皮膚科の6年間のデータを見てみましょう。
■皮膚科の医療訴訟既済件数(平成17年〜平成22年)
※出典:最高裁判所資料 グラフは当サイト編集部で作成
皮膚科の医療訴訟の既済件数は、多い年で19件、少ない年で9件の間を推移している。
医療訴訟に関する調査結果
厚生労働省の、医療訴訟と誠意ある対応についての調査結果を最後に記載しておきます。
「医師や医療機関の誠意ある対応で医療訴訟に発展するケースは減ると思う」と回答した割合。
- 回答者:(割合%)
- 国民 : (76.8%)
- 患者 : (85.3%)
- 医師 : (82.1%)
- 産婦人科医師 : (70.2%)
※出典:厚生労働省データ
調査結果のデータから、誠意は大切だが、それだけでは訴訟は減少しないと深刻に感じるドクターが患者以上に多いように思われます。
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