奨学寄付金(製薬会社別支払額)|医師求人ランキング

奨学寄付金のdrイラスト

 

今回は、学術研究助成費の中でも使途自由度が高い為、その目的等が話題になっている奨学寄付金についてチェックしてみました。

■学術研究助成費
学術研究助成費は下記の内容が含まれています。

  • 学術研究の振興や研究助成を目的:奨学寄附金/一般寄附金
  • 学会等の会合開催費用の支援:学会寄附金/学会等共催費

奨学寄付金を支払う側の製薬会社別支払金額と、受け取る側の大学と医療機関別についてグラフと表でまとめてみました。まずは、製薬会社別の支払金額上位10社を見てみましょう。

 

■製薬会社別 奨学金支払額TOP10 (単位:百万円)
奨学寄付金支払額TOP10グラフ

 

■製薬会社別 奨学金支払額表 (単位:百万円)
奨学寄付金支払額TOP10表
※出典:週刊ダイヤモンド2013 各社2012年度決算期データ
※当サイト編集部でグラフと表を作成

■学術研究助成費の上位3社
1位:中外製薬(38.5億円)、2位:MSD(36.6億円)、3位:第一三共(32.4億円)

 

■奨学寄付金の上位3社
1位:第一三共(22.3億円)、2位:中外製薬(21.5億円)、3位:武田薬品工業(21億円)

 

>>学術研究助成費のページ

奨学寄付金(大学別受取金額)

次に製薬会社からの奨学寄付金の受け取り側である大学(大学付属病院含む)の受取金額を多い順に上位20校まで見てみましょう。

 

■製薬会社⇒大学の奨学寄付金受取額TOP20(単位:百万円)
奨学寄付金受取金額グラフ(大学別)

 

■大学医療機関の奨学寄付金受取額TOP20(単位:百万円)
奨学寄付金受取金額表(大学別)
※出典:週刊ダイヤモンド2013 ※当サイト編集部でグラフと表を作成
※百万円未満四捨五入

大学別に奨学寄付金額を見てみると、国立大学のトップは東京大学が約16億円、私立大学のトップは慶應義塾大学が約12億円と突出しています。また、上位の大学を見ると、系列病院に影響力が強い大学が占めています。やはり提供側からすると新薬開発の貢献等を考えてのことでしょうか。

 

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奨学寄付金(医療機関別受取額)

医療機関の製薬会社からの奨学寄付金の受取金額上位10社を多い順にソートして見てみましょう。

 

■製薬会社⇒医療機関の奨学寄付金受取額TOP10 (単位:百万円)
奨学寄付金受取金額グラフ(医療機関)

 

■医療機関の奨学寄付金受取額TOP10(単位:百万円)
奨学寄付金受取金額の表(医療機関)
※出典:週刊ダイヤモンド2013 ※当サイト編集部でグラフと表を作成
※百万円未満四捨五入

医療機関別の少額寄付金額は、上記の通り、トップは先端医療センターの9,100万円、2位が疫学臨床試験研究支援機構で8,900万円でした。奨学寄付金受取額の大学と医療機関の順位は、1位の東京大学〜80位の防衛医科大学校まで全て大学(付属病院を含む)が占め、81位から医療機関(先端医療センター)がようやくランクインする状況でした。これも、新薬開発貢献に対する教授、医局の影響力を考えてのことと推測されます。

 

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