救命救急センターについて|医師求人ランキング

ドクターヘリ画像

前回の救急医療体制の現状に続き、ここでは救命救急センターの設置状況、評価の高かった施設BEST6、課題をはじめ救命救急センターの転職成功例等についてまとめました。

 

 

救命救急センターの運営方針は、「原則として、重症及び複数の診療科領域にわたる全ての重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる事とする。」
正に患者側からすれば、医療の最後の砦でもある。極めて重要な医療機関であると思います。

 

全国の救急医療センターが整備されて、以前に比べると緊急患者の受け入れ態勢も向上しているが、地域ごとの対応の格差や医師不足は解消されたわけではない。

 

◎救急医療体制の歴史(抜粋)

  • 1964年(昭和39年):救急病院・救急診療所の告示制度スタート。
  • 1977年(昭和52年):初期、二次、三次の救急医療機関並びに救急医療情報センターからなる救急医療体制がスタート。
  • 1991年(平成3年):救急救命士制度をスタート。

 

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全国救命救急センター設置状況

ドクターヘリ・イメージ

 

救命救急センターは、現在、全国に266ヵ所ある。(2014年2月1日時点)
人口100万人あたりに対して最低1ヵ所、各県に1ヵ所が設置されている。
■高度救命救急センター(32施設)
■地域救命救急センター(12施設)
■ドクターヘリ基地施設(43施設)

 

【兵庫県の救命救急センターの例】

  • 兵庫県立西宮病院
  • 兵庫県立淡路医療センター(地域)
  • 製鉄記念広畑病院
  • 兵庫県災害医療センター(高度)
  • 兵庫県立姫路循環器病センター
  • 公立豊岡病院 但馬救命救急センター(DH)
  • 兵庫医科大学病院
  • 神戸市立医療センター中央市民病院
  • 兵庫県立加古川医療センター(DH)

(高度):高度救命救急センター
(地域):地域救命救急センター
(DH) :ドクターヘリ基地施設

 

兵庫県は、高度救命救急センター、地域救命救急センター、ドクターヘリ基地施設の3施設が設置されている都道府県です。

 

◎救命救急センターは規模や内容によって、下記のように名称が異なる。
・高度救命救急センター(特に高度な診療機能を提供)
・新型救命救急センターまたは地域救命救急センター(小規模・他のセンターの補完)

 

 

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救命救急センター 評価BEST6

厚生労働省の評価項目の合計点数が高かった救命救急センターの上位6施設をピックアップしました。全国で一番評価点数が高かったのは、兵庫県の神戸市立医療センター中央市民病院 で、「101点」でした。

◎救命救急センターBEST6(平成26年度)
1位:神戸市立医療センター中央市民病院 (101点)
(兵庫県/運営:神戸市)

 

2位:東海大学医学部付属病院:(100点)
(神奈川県/運営:学校法人)

 

3位:東京医科歯科大学医学部附属病院:(99点)
(東京都/運営:国立大学法人)

 

4位:東京都立墨東病院 (96点)
(東京都/運営:東京都)

 

5位:日本大学医学部附属板橋病院 (95点)
(東京都/運営:学校法人)

 

6位:杏林大学医学部付属病院:(93点)
(東京都/運営:学校法人)

 

厚生労働省の評価について1施設だけ「C」であとは全て「A」でした。
ちなみに評価が「C」だった病院は、愛媛県立新居浜病院でした。

救命救急センターの課題

救命救急センターの課題について、診療体制と医師の体制について簡単にまとめてみました。全国に整備できていますが、地域格差がまだあるようです。

 

【診療体制の課題】

  • 急患の受入れ(疾病の種類によらない)が出来ない施設がある。
  • 受け入れ重篤患者数(年間)が、214人〜2,615人と施設によって、かなり受入れ患者数に差がある。

 

【医師の体制の課題】

  • 専従医師の人数が、各施設によって偏りがある。
  • 専従医師の人数が0人の施設・地域が6ヶ所ある。

 

◎救命救急センターのリアルな実態が伝わってくる本のご紹介

劇的救命日記(本)

【青森ドクターヘリ 劇的救命日記】
著者:今 明秀 八戸市立市民病院 救命救急センター所長

 

救命救急センターを一人で立ち上げ、ドクターヘリ導入実現したドキュメント。医療過疎地に奇跡を起こした医師の迫真の奮闘記。

 

日本の救命救急分野のパイオニアである今所長と救命救急センターのスタッフのリアルな心が熱くなる救命日記である。

 

救助現場へドクターヘリとドクターカーを同時に手配する独自の「サンダーバード作戦」で、医療過疎地の重傷患者を次々と救う。とありますが、我々世代にとって「サンダーバード作戦」というユニークな表現が妙に懐かしく、マッチした表現だと読んでいて感じました。

救命救急センターへの医師転職成功例

ここでは、ドクターの転職では当サイトでも大変人気のある、医師転職ドットコム(メディウェル)の救命救急センターへの転職成功例をご紹介します。

男性医師(40歳代)
医局を退去し、脳神経外科医⇒救命救急センターに転科に成功

 

転職成功ドクター

【転職前】
勤務地:埼玉県
科 目:脳神経外科
勤 務:週5日
年 収:1,300万円
職務内容:外来、救急対応、手術
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【転職後】
勤務地:埼玉県
科目:救命救急センター
勤務:4週8休
年収:1,300万円
職務内容:救急対応

 

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