研修医に人気の病院ランキング
研修医の新臨床研修制度・マッチングのデータから若手医師(研修医）に人気の病院上位20位をランキング形式でまとめてみました。
今回、若手の医者である研修医に人気のある病院を競争率と希望者数の2通りの方法で比較してみました。
■医師臨床研修マッチングとは
医師の方は良くご存じの新臨床研修制度のマッチングについて。研修医側は、医学部卒業後、全国の病院の中から、臨床研修に行きたい病院候補を選択して、順番をつけます。同じように、受け入れ側の病院側も採用したい医学部学生を選択して、順番をつける。そして、両者のデータをコンピュータでマッチングして、研修先病院を決めるいわば相思相愛？システムである。
ちなみに、現在のマッチングアルゴリズムは、DAアルゴリズム（Deferred Acceptance Algorithm）というアメリカの研修医のマッチングで使われている方式を採用しているとのことです。
2013年度マッチングに参加した病院数は約1,000施設（約10%が大学病院）で、研修制度マッチングに参加した医学部学生は約8,300人であった。
研修医の競争率の高かった病院ランキング
まず、1つ目は、競争率で比較してみました。当サイト編集部では独自に競争倍率を計算して、競争倍率の高かった上位20施設をまとめてみました。2014年度と2013年度のデータで比較してみましょう。
【競争率】＝【研修医の第一希望者数】÷【病院側の募集定員】
■2014年度 研修医の競争率の高かった病院ランキング（上位20位）
※（左の数字%：競争率）、（2年連続20位以内の病院は青色表示）
- 470% 武蔵野赤十字病院
- 423% 東京都立多摩総合医療センター
- 330% 東京都立墨東病院
- 314% 横浜医療センター
- 306% 日本赤十字社医療センター
- 283% 東京都立大塚病院
- 280% 川崎市立川崎病院
- 267% 西神戸医療センター
- 260% 富士重工業健康保険組合太田記念病院
- 250% 横浜市立市民病院
- 250% (財)神奈川県警友会けいゆう病院
- 244% 大阪厚生年金病院
- 243% (財)住友病院
- 233% (公)東京都保健医療公社豊島病院
- 227% 株式会社 麻生飯塚病院
- 222% 済生会横浜市東部病院
- 220% 東京北社会保険病院
- 220% 千葉市立青葉病院
- 220% 国際医療福祉大学三田病院
- 217% (国共)浜の町病院
■2013年度 研修医の競争率の高かった病院ランキング（上位20位）
- 540% 武蔵野赤十字病院
- 317% 東京都立広尾病院
- 306% 横浜市立市民病院
- 275% 八尾市立病院
- 270% 川崎市立川崎病院
- 264% 東京逓信病院
- 260% 横浜労災病院
- 250% 日本赤十字社医療センター
- 250% (独)国立国際医療研究センター国府台病院
- 250% 東京都立墨東病院
- 250% (医)社団明石医療センター
- 238% 聖路加国際病院
- 238% 神戸市立医療センター中央市民病院
- 233% さいたま赤十字病院
- 233% 江東病院
- 231% 東京都立多摩総合医療センター
- 225% 東京厚生年金病院
- 220% (公)日本生命済生会付属日生病院
- 217% (般)神奈川県警友会けいゆう病院
- 214% (国共)呉共済病院
※同率の場合は希望者の人数が多い方を上位にしました。
※競争率の高かった20施設を2013年、2014年比較してみると、2年連続上位に選ばれている人気病院が7施設ありました。（病院名を青色で表示）その7病院のエリアは、東京都：4、神奈川県：3であった。
(独)：独立行政法人
(医)：医療法人
(公)：公益財団法人
(財)：一般財団法人
(国共)：国家公務員共済組合連合会
参考データ：医師臨床研修マッチング協議会
