日本医師会とは|医師求人ランキング
日本医師会の会員数(開業医と勤務医)、活動内容、加入メリット、会費等について当サイト編集部で関連サイトおよび資料をもとにまとめました。
三師会(日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会)
団体名 |
日本医師会 |
日本歯科医師会 |
日本薬剤師会 |
---|---|---|---|
団体種類 |
公益社団法人 |
公益社団法人 |
公益社団法人 |
設立 |
1916年 |
1903年 |
1893年 |
会員数 |
167,029人 *1 |
64,897人 *2 |
103,850人 *3 |
所在地 |
東京都文京区 |
東京都千代田区 |
東京都新宿区 |
現会長 |
松本吉郎(第21代) |
堀憲郎 |
山本信夫(第25代) |
*1: 2015年12月1日現在の会員数
*2: 2017年3月末日現在の会員数
*3: 2016年10月31日現在の会員数
※出典:日本薬剤師会HP、日本医師会HP、日本歯科医師会HP
※表は当サイト編集部で作成
日本医師会の組織図・設立目的・会員数
日本医師会は、国内の医師を会員とする民間の学術専門団体です。(公益社団法人/会員数:167,029人 平成27年12月1日現在)
日本医師会のはじまりは、1916年に北里柴三郎博士らによって設立され、1947年に社団法人、2013年に公益社団法人となる。現在、19代会長は横倉氏が3期目当選を果たし、日医会長を務める。
■歴代会長の出身大学(初代〜19代)
※表は当サイト編集部で作成。大学名は現在の名称に統一しました。
役員構成は、会長1人、副会長3人、常任理事10人、理事15人、監事3人。役員の任期は約2年で、代議員会によって選任される。
※出所:日本医師会HP ※上図の会員数は平成25年12月1日現在
■医師会の三層構造と各会員数
医師会は、(1)日本医師会、(2)都道府県医師会、(3)郡市区医師会の3層構造になっている。
それぞれ独立した団体で連携しながら運営。都道府県医師会は、行政区域を設立単位とするが、郡市区等医師会は、行政区域に限らず医師会が設立されているのが特徴。
日本医師会の加入者は、都道府県医師会と郡市区医師会にも入っていることが条件。つまり、(1)郡市区医師会に加入⇒(2)都道府県医師会に加入⇒(3)日本医師会に加入。(1)のみ加入、(1)と(2)のみ加入もでき、さらに(1)〜(3)の入会・異動・退会について、原則的に各区医師会にて一括で手続きができる。また会費も各医師会で必要となる。
※上図は医師会資料・HPをもとに当サイト編集部で作成
(1)日本医師会
・会員数:167,029人(平成27年12月1日現在)
(開業医 83,604人/勤務医他 83,425人)
・日本の医師総数(約31万人*)のうち約53.7%が加入
・国や官公庁に医療政策に関する様々な諮問や提言を行う。
*医師総数:311,205人(男:247,701人/女63,504人)平成26年12月現在
※出所:厚生労働省 平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査
(2)都道府県医師会(47組織)
・会員数:181,621人(平成24年8月1日現在)
・都道府県民の健康を守るための各種協議会や啓発活動を実施。
(3)郡市区等医師会(891組織)
・大学医師会(63組織)、県庁医師会他(13組織)含む
・会員数:190,566人(平成26年6月末現在)
・市区町村と連携し、地域医療の最前線で活動。
※出所:日本医師会資料
日本医師会の目的は、定款の第3条に書かれているように、『都道府県医師会及び郡市区等医師会との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする。』となっている。
日本医師会の会長は、日本医師連盟を両方兼ねているため、政治団体というイメージを持つ人も中にはいるようだ。日本医師連盟については、別のページで掲載します。
日本医師会の会員数の推移
まず、日本医師会の会員数の設立当初(1947年)からの会員数の推移をグラフで見てみましょう。
※出所:日本医師会HP
日本医師会の会員数は設立(1947年)から2009年まで増加し続け、2010年に初めて微減します。
次に、最近5年間(平成23年〜平成27年)の日本医師会の会員数の推移です。
■日本医師会会員数の推移(2011年〜2015年)
※出所:日本医師会HP ※グラフと表は当サイト編集部で作成
2012年(平成24年)は、前年対比95人減少と2010年以降マイナスが続くが、その後は増加傾向にあり、2015年(平成27年)167,029人(前年対比908人増加)となっている。
■日本医師会会員数(開業医・勤務医)の推移(2011年〜2015年)
※出所:日本医師会HP ※グラフと表は当サイト編集部で作成
開業医と勤務医の会員数が逆転するかも?!
上記のグラフ・表の開業医と勤務医の会員数データを見ると、開業医はここ5年間微減傾向にあるが、勤務医は逆に毎年増加しており、2015年では開業医83,604人に対し、勤務医83,425人と差が179人と僅かになってきている。このグラフ・数字を見ると会員数は、ひょっとすると数年以内に逆転する可能性もあると推測する。(※あくまでも当サイト編集部の勝手な推測です。)
開業医と勤務医の会員数は、ほぼ半々だが、実際は、時間の融通が勤務医よりできることから、開業医が主に団体の運営に関わる代議員を務めているのが現状と言うことだが、最近の会員数の状況(勤務医増加、開業医減少の)は気になるポイントです。
医師会加入のメリット・デメリット
医師会の会員数は開業医と勤務医がほぼ半々の状態。所属は居住地の医師会になるので、勤務医の場合は住所と勤務する病院が異なるケースが多い。だから開業医と比較してメリットに疑問を持つ勤務医も多いとか。でも、先ほどのデータで見たように、ここ数年、勤務医の加入数が増加傾向にあるのは不思議ですね。それはさておき、医師会加入のメリットを横浜市医師会の内容を参考に見てみましょう。
■横浜市医師会入会のメリット
・各種健診事業及び予防接種事業の実施
・日本医師会医師賠償責任保険への加入
・医療事故調査制度
・学校医の推薦
・保育園嘱託医の推薦
・嘱託産業医の推薦
・病診連携事業
・在宅医療事業
・社会保険事業
・学術研修事業への参加
・法律相談
・会員福祉(死亡弔慰金・交通災害見舞金・日本医師年金・団体生命保険)
・神奈川県医療用自動車協会への加入
・医師クラブへの加入
・横浜市医師会労働保険事務組合への加入
・診療報酬改定に関する情報の提供や会報の送付
※出所:横浜市医師会HP
■医師会加入のメリットとデメリット
一般的に、医師会加入のメリットのひとつとして、自治体の検診の指定医療機関になることができるので、開業医としては経営面でメリットがある。また、上記のように学校医、健診、がん検診、保育園の嘱託医など医師会が行政の窓口になっている。逆に加入していないデメリットとして、地方の開業医の場合だと、やぶ医者ではないかと噂されたり、懐疑的な目で見られる場合があるようだ。また、入会金や会費がネックになる医師もいるようです。
日本医師会の活動内容
日本医師会資料より、医師会の活動内容を抜粋してまとめました。
■日本医師会の活動
下記のような企画をし、国民医療の向上、健康管理意識の向上を目指している。
◎医療政策の確立
◎生命倫理における諸問題の解決
◎学術活動
・生涯教育制度
・刊行物、TV、ラジオで告知
・医学図書館
◎医療・保健・福祉の推進
◎国際協力の推進
・世界医師会(WMA)に所属
・アジア大洋州医師会連合(CMAAO)に所属
◎広報活動
・機関誌配付/セミナー/講演会/各メディア
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