歯科研修医マッチング(都道府県別人気度)

前回は、歯科大学病院の歯科マッチングのマッチング率マッチ者数ランキングを2回に分けてまとめました。今回は、歯科研修医マッチングの状況を都道府県別にマッチ率の高い順とマッチ者数の多い順に分けてまとめました。また、「歯科臨床研修修了後の進路等について」、「進路先を選んだ理由」のアンケート結果も気になったので抜粋して掲載しましたのでよかったら参考にしてください。

歯科医師イラスト1

■歯科臨床研修修了後の進路等について
歯科臨床研修修了後の進路等についてのアンケート結果
(上位6件抜粋)

  1. 歯科診療所:45.5%
  2. 卒業大学の大学附属病院:19.1%
  3. 大学・大学病院等で研修:15.4%
  4. 卒業大学以外の大学附属病院:12.3%
  5. 大学附属病院以外の病院:4.0%
  6. 歯科病院:0.8%

 

 

■歯科研修医が進路先を選んだ理由
(上位10件抜粋)

  1. 優れた指導者がいる:38.1%
  2. 臨床研修を受けた施設:33.8%
  3. 出身大学:27.6%
  4. 施設・設備が充実:25.3%
  5. 専門医取得:22.1%
  6. 実家が近い:19.1%
  7. 博士号取得:12.7%
  8. 大都市圏:7.7%
  9. 給与が良い:7.4%
  10. 臨床研究が優れている:7.4%

 

出典:厚生労働省アンケート結果

 

 

歯科研修医マッチング率の高い順(都道府県別)

都道府県全体の募集定員(3596人)、マッチ者数(3101人)、マッチ率(86.2%)でした。下記のデータで見ると、マッチ率の平均値以上は福島県〜千葉県までということになります。募集定員数の違いはあるにしても、長野県(47.3%)、奈良県(37.5%)、宮崎県(33.3%)の3つの県は50%を下回っており、地域的に偏りがあることがわかります。

 

歯科医師女性写真

 

■歯科研修医マッチング率の高い都道府県からソート

  • 都道府県名 (マッチ者数/募集定員=マッチ率%)

 

  • 福島県(106/106=100.0%)
  • 栃木県(9/9=100.0%)
  • 三重県(7/7=100.0%)
  • 茨城県(6/6=100.0%)
  • 秋田県(5/5=100.0%)
  • 山形県(4/4=100.0%)
  • 鳥取県(4/4=100.0%)
  • 大阪府(249/248=99.6%)
  • 新潟県(122/121=99.2%)
  • 岡山県(70/69=98.6%)
  • 東京都(587/578=98.5%)
  • 長崎県(39/38=97.4%)
  • 京都府(35/34=97.1%)
  • 広島県(67/64=95.5%)
  • 宮城県(64/61=95.3%)
  • 岩手県(65/61=93.8%)
  • 岐阜県(166/155=93.4%)
  • 滋賀県(12/11=91.7%)
  • 埼玉県(164/146=89.0%)
  • 熊本県(18/16=88.9%)
  • 福岡県(306/271=88.6%)
  • 神奈川県(317/276=87.1%)
  • 千葉県(293/255=87.0%)
  • 青森県(7/6=85.7%)
  • 静岡県(12/10=83.3%)
  • 和歌山県(6/5=83.3%)
  • 高知県(6/5=83.3%)
  • 兵庫県(27/22=81.5%)
  • 富山県(5/4=80.0%)
  • 佐賀県(5/4=80.0%)
  • 鹿児島県(57/43=75.4%)
  • 山梨県(8/6=75.0%)
  • 島根県(7/5=71.4%)
  • 愛知県(207/147=71.0%)
  • 徳島県(64/44=68.8%)
  • 沖縄県(14/9=64.3%)
  • 石川県(13/8=61.5%)
  • 群馬県(10/6=60.0%)
  • 愛媛県(10/6=60.0%)
  • 福井県(5/3=60.0%)
  • 北海道(226/132=58.4%)
  • 香川県(12/7=58.3%)
  • 山口県(7/4=57.1%)
  • 大分県(7/4=57.1%)
  • 長野県(146/69=47.3%)
  • 奈良県(8/3=37.5%)
  • 宮崎県(12/4=33.3%)

※同率の場合はマッチ者数の多い順
出典:厚生労働省データ/歯科医師臨床研修マッチング協議会(平成26年度)

 

 

 

歯科研修医マッチ者数|都道府県別(多い順)

上記にマッチ率も掲載したので、マッチ者数は多い順に上位20地域の抜粋しようかとも考えたのですが、全ての都道府県の状況がわかるほうがマッチ率と比較して全体を把握できるので、あえて47都道府県全てのデータを多い順にソートして掲載しました。

 

歯科医師治療中写真

 

■歯科研修医マッチ者数の多い都道府県からソート

  • 都道府県名 (募集定員/マッチ者数)

 

  1. 東京都(587/578)
  2. 神奈川県(317/276)
  3. 福岡県(306/271)
  4. 千葉県(293/255)
  5. 大阪府(249/248)
  6. 岐阜県(166/155)
  7. 愛知県(207/147)
  8. 埼玉県(164/146)
  9. 北海道(226/132)
  10. 新潟県(122/121)
  11. 福島県(106/106)
  12. 岡山県(70/69)
  13. 長野県(146/69)
  14. 広島県(67/64)
  15. 宮城県(64/61)
  16. 岩手県(65/61)
  17. 徳島県(64/44)
  18. 鹿児島県(57/43)
  19. 長崎県(39/38)
  20. 京都府(35/34)
  21. 兵庫県(27/22)
  22. 熊本県(18/16)
  23. 滋賀県(12/11)
  24. 静岡県(12/10)
  25. 栃木県(9/9)
  26. 沖縄県(14/9)
  27. 石川県(13/8)
  28. 三重県(7/7)
  29. 香川県(12/7)
  30. 茨城県(6/6)
  31. 青森県(7/6)
  32. 山梨県(8/6)
  33. 群馬県(10/6)
  34. 愛媛県(10/6)
  35. 秋田県(5/5)
  36. 和歌山県(6/5)
  37. 高知県(6/5)
  38. 島根県(7/5)
  39. 山形県(4/4)
  40. 鳥取県(4/4)
  41. 富山県(5/4)
  42. 佐賀県(5/4)
  43. 山口県(7/4)
  44. 大分県(7/4)
  45. 宮崎県(12/4)
  46. 福井県(5/3)
  47. 奈良県(8/3)

 

出典:厚生労働省データ/歯科医師臨床研修マッチング協議会(平成26年度)

 

 

 

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