アジア大洋州医師会連合とは|医師求人ランキング

アジア大洋州医師会連合(CMAAO)について〜アジア大洋州医師会連合の設立、目的、活動内容、日本医師会および世界医師会との関係についてまとめました。

 

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アジア大洋州医師会連合(CMAAO)の設立・目的・活動内容

アジア大洋州医師会連合(Confederation of Medical Associations in Asia and Oceania 略称:CMAAO)

 

■設立:1956年

 

■目的
アジア大洋州地域における医師の交流促進、国際機関との情報網の構築などを通じて地域住民の一層の保健水準の向上を目的に日本医師会が中心となって設立された。世界医師会(WMA)内におけるアジアからの発言力の強化を図るという目的もある。

 

■活動内容 
現在、18カ国医師会が加盟しており、総会では地域の医療における諸問題についてシンポジウムやカントリーレポートなどでの報告がされ、その成果を文書として決議し、各国の加盟医師会内での共有、世界医師会(WMA)との連携&フィードバックをしている。

 

 

【審議・開催例(一部抜粋)】
◎第1回アジア大洋州地域国際禁煙サミット
・主催:CMAAO・タイ医師会等主催
・開催:2010年2月25日〜27日
・提言内容
CMAAOは、加盟国に対して、たばこの喫煙による健康被害を削減するために、各国医師会レベル、個々の医師レベル、政府レベルに分けて対策を要請した。

 

◎特別委員会・東京総会(2011年3月3日〜4日)
世界保健機関(WHO)や世界医師会(WMA)から発表されているタスク・シフティング(医行為の一部の他の職種への委譲)の概念をアジア大洋州の医師会連合(CMAAO)は東京にて総会を開催して審議。

 

【今後の会合予定】
・2016年:第31回総会(タイ)
・2017年:第32回総会(日本)
・2018年:第33回総会(マレーシア)

 

■アジア大洋州医師会連合の組織・事務局概要

 

・加盟 :18カ国の医師会
(日本、韓国、台湾、シンガポール、香港、オーストラリア、ニュージーランド、インド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、ネパール、フィリピン、マカオ、マレーシア、ミャンマー、バングラデシュ、)

 

・事務総長:石井正三(日本医師会常任理事)
・会長:レイ・ムラ ミャンマー(医師会長)
・次期会長:ラサート・サルンビバット (タイ医師会長)
・前会長:ホセ・アサ・サビリ (フィリピン医師会元会長)
・第1副会長:横倉義武(日本医師会長)
・第2副会長:マレーシア医師会
・理事会議長:ドン・チュン・シン(韓国医師会国際委員会委員長)
・理事会副議長:ヤィ・ウェイ・チャン(シンガポール医師会第1副会長)
・財務担当:アルビン・チャン(香港医師会副会長)
・理事:各国医師会代表(日本医師会:横倉義武会長)
・顧問:5名 (うち法律顧問は、村田真一)

 

※出典:日本医師会HP、資料(2016年1月現在)、アジア大洋州医師会連合HP

 

日本医師会は、世界医師会(WMA)にも積極的に関わってきているが、このアジア大洋州医師会連合(CMAAO)に対しても1956年の設立時から中心的な役割を果たしており、現在も事務総長をはじめ事務局で主要な役割を担当している。アジア地域住民の健康レベルアップの為に貢献していくために重要な団体・組織と言えるでしょう。2017年の第32回総会は、日本で開催される予定。(筆者は、この団体の存在を今回初めて知りましたが、日本医師会のアジア地域への貢献は素晴らしいと思いました。)