日本医学会連合とは|医師求人ランキング
日本医学会と日本医学会連合の違いをはじめ、発足理由、組織、会員、目的、事業、〜日本医師会、日本医学会、日本医学会連盟との関係について各関連資料、HP、定款をもとに当サイト編集部でまとめました。
日本医学会・日本医学会連合・日本医師連盟の違い
日本医学会連合の説明に入る前に、医師に関連する団体は、よく似た団体名が多いのでまず、簡単に整理してみましょう。
日本医学会連合について
日本医学会連合 JMSF(The Japanese Medical Science Federation)
■発足:2014年4月、一般社団法人として、日本医学会連合が発足。(日本医学会は、日本医師会内の一組織)
※日本医師会、日本医学会のHPおよび資料をもとに当サイト編集部で上図を作成。
■日本医学会連合の発足理由⇒※なぜ法人化する必要があったのか
日本医学会のページでも少し触れましたが、日本医学会の高久会長のコメント等をもとに、もう一度ここでまとめておきましょう。
【理由1】医学会傘下の分科会(学会)の会員の中には医師でない会員がおり、日本医師会の下にあることへの不満がある。
【理由2】法人化していない場合、多くの機関に代表を送れない。また、医師法21条の解釈なども、関係団体の意見を集約して発信していく為には、法人格を有して活動しなければならない場合が多数ある。
【理由3】各分科会が既に法人化している。
【理由4】意思決定のプロセスを明確にする。
■目的(定款第3条)
医学に関する科学及び技術の研究促進を図り、医学研究者の行動規範を守ることによって、わが国の医学及び医療の水準の向上に寄与することを目的とする。
■事業(定款第4条)
前条の目的を達成するために次の事業を行う。
(1)医学会総会の開催
(2)日本医学会連合分科会横断型シンポジウムの開催
(3)医学及び医療に関する情報の収集と社会への啓発・普及活動
(4)その他目的達成上必要な事業
■連携(定款第5条)
医療に関わる社会活動においては、公益社団法人日本医師会をはじめ、他の医療関係団体と連携し、責務を果たす。
【日本医学会連合の役員】(役員は日本医学会と同じ)
・会長:(1名) 高久史麿氏(6期目)
・副会長:(4名)
・理事:(15名)
・監事:(3名)
【理事会について】
理事会は、定例理事会及び臨時理事会とする。定例理事会は毎事業年度につき2回以上これを開催し、臨時理事会は必要に応じて開催する。
※出典:日本医学会・日本医学会連合HPおよび関連資料より
外部から見ると、日本医学会と日本医学会連合は、法人という以外、同じ組織に見えるが、発足までには日本医師会と日本医学会の考えの相違(診療報酬・病床機能分化・医学部新設 他)や日医傘下への不満などがあったりして、法人化に踏み切ったようです。